新春の華やぎとともに~河原忠之の《水戸 de Opera!》いよいよ開幕!

音 楽

2018 01 05

新春の華やぎとともに~河原忠之の《水戸 de Opera!》いよいよ開幕!


河原忠之さんからのメッセージ
新年早々のこのおめでたい時期に、水戸芸術館に伺えることはとても喜ばしいことです。水戸芸術館には、何度かお伺いしていますが、IL DEVU(イル・デーヴ)として伺った時の公演は忘れられません。IL DEVUで各地のホールに伺う時はとても皆様温かく、そしてケータリングにとても気を遣っていただきます(笑)。水戸芸術館に伺った時はとても美味しい鰻でした。あの味は本当に忘れられません。そしてホールの方々が、優しく見守って頂いた事も、今は素晴らしい思い出として心の中に残っています。
さて、来年1月は僕の今のイチオシの歌手に集まっていただき、イタリア歌曲と、イタリア・オペラのハイライトを聴いていただきます。題して、《プッチーニ vs ヴェルディ》。このイタリア・オペラの巨匠2人の曲に、聴きどころ満載のロッシーニのアンサンブルを加え、思う存分イタリア音楽を味わっていただきます。
ソプラノは僕が最も信頼を寄せている佐藤美枝子さん、メゾ・ソプラノは最近特に素晴らしいコンサートをご一緒している林美智子さん。この素晴らしいプリマドンナ2人を支える男性は、わがIL DEVUよりテノールの望月哲也、名実ともにバリトンの第一人者・黒田博さん。
東京でもなかなか聴けない出演者と曲目に、僕がわかりやすい解説をしながらオペラの魅力をたっぷりとお届けいたします。このコンサートを聴き逃す手はありません。皆さま新年の幕開けに、どうか水戸芸術館にいらしていただければと思います。
―河原忠之

ひさびさのオペラ新企画
オペラには、明るいエンターテインメント性、美声に酔いしれられる贅沢さ、そして非日常的な華やぎが必要だと、昨年(2016年)4月の「ちょっとお昼にクラシック IL DEVU(イル・デーヴ)」公演の時にあらためて感じました。そして、その豊富な“引き出し”からオペラのエッセンスをギュッとまとめ、日本を代表する一流の歌手とともにオペラの楽しさを余すところなく伝えられる人は河原忠之さんをおいて他にいないのではないか、と思いました。
河原忠之さんは、知る人ぞ知る、オペラのスペシャリストです。本場イタリアでコレペティトゥール(オペラの稽古において、伴奏するだけでなく、発声法や発音、また演唱上の要点を歌手にアドヴァイスするピアニスト。その存在がオペラ上演の成否を左右するといっても過言ではありません)を務め、数々のオペラに精通。日本に帰国してからも、一流の歌手たちから圧倒的な信頼を得、共演のオファーが後を絶たないピアニストです。

水戸芸術館でしか聴けない楽しい内容
その河原さんが自信をもってお届けするのが《水戸 de Opera!》です。第1回は「プッチーニ vs ヴェルディ」と題し、イタリア・オペラの二大巨匠のオペラ・ハイライトを中心にお届けします。プッチーニ〈ラ・ボエーム〉のキャストのところに、「ミミ:林美智子」と表記されていますが、誤植ではありません。我が国を代表するメゾ・ソプラノの一人、林美智子さんにとって、ソプラノ役のミミを歌うことは念願だったそうです。ムゼッタ役に回る佐藤美枝子さんの歌唱ともども、一般の上演では聴くことのできない貴重な機会となります。お楽しみに!
その他、マスカーニの歌曲やロッシーニの重唱曲など、イタリアの歌の魅力に存分に浸れること、間違いなし!どうぞご期待ください。

水戸芸術館音楽紙『vivo』2018年1+2月号より転載)

 
 

<公演情報>
河原忠之の《水戸 de Opera!》
http://www.arttowermito.or.jp/hall/hall02.html?id=1439
1/13(土)16:00開演(15:30開場)
会場 水戸芸術館コンサートホールATM
全席指定 一般4,000円 ユース(25歳以下)1,500円

佐藤美枝子(ソプラノ)
林美智子(メゾ・ソプラノ)
望月哲也(テノール)
黒田博(バリトン)
河原忠之(ピアノ、おはなし)

プッチーニ:〈ラ・ボエーム〉より
第1幕 ミミとロドルフォの二重唱 “愛らしい乙女よ”
第3幕 四重唱 “さらば甘い目覚めよ”

ヴェルディ:〈リゴレット〉より
第1幕 ジルダとリゴレットの二重唱 “娘よ!…お父様!”
第3幕 四重唱 “美しい愛らしい娘よ” ほか

音楽スタッフ水戸芸術館
水戸芸術館 音楽スタッフ
mitogei.music@gmail.com