水戸子どもミュージカルスクールレポート⑥

演 劇

2018 07 18

水戸子どもミュージカルスクールレポート⑥

今年度で6期目を迎えた『水戸子どもミュージカルスクール』
井上芸術監督のスクールレポート5回目は、7月16日のレッスンの様子です。

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夏も本番! 例年ですとやっと、梅雨が明けるころなんですが、夏真っ盛り。
長い夏を過ごすことになりますから、体調にはくれぐれも気を付けて過ごしていきましょう。

 

どんどんレッスンにも慣れてきた子どもたち

今日もレッスンは、前半は基本のエクササイズのストレッチ、ステップ、発声、歌唱を行って、
後半は、シーンを作ってみるグループ練習を行いました。
エクササイズの一つひとつになじみが出てきたので、メンバーの反応も飲み込みも早くなったりしていますが、
一方では気持ちが慣れたことによって、最初のうちは丁寧にやっていたことが、ずいぶんおざなりになってしまっている人もいます。
まだまだ身体に染みこんでいない、という証拠でもありますから、ゆっくりでいいので確実に習得していきましょう。

 

グループ発表とオーディションに向けて

来週は、グループ練習の発表があります。そして配役オーディション。
人前で実力を発揮できるかという大きなハードルがありますが、大きな課題に向かってどう立ち向かっていくか、どんな準備をしていけるのか、そのあたりも大事なポイントとなります。
もしかしたらグループ練習は、配役オーディションに向けての団体戦みたいな位置づけになるのかもしれません。
さて、取り組むメンバーの表情ですが、これまでの基本の練習の時と違ったいろんなものが見えてきました。
コツコツ繰り返すレッスンの時の真剣で必死なまなざしではなく、仲間のアイデアに笑ったり、考え込んだり、意見したりなどととても豊かな表情があふれています。
もちろん、基本のエクササイズから解き放たれた解放感もありますが、自分の考えで何かを作っていく作業を楽しんでいるのが伺えます。

 

「互いに高め合う」ということ

先週までは話しあっている時間が多かったのですが、今週は、どんどん立って動いてみてシーンを作っています。
高城ヘッドコーチからは、各チームに共通のルールが伝えられますが、それを守ればどう作っても構わないわけですから、いろんなアイデアがどんどん出てきているようです。
お行儀は良いけれど、顔を見合わせて意見が出ない、という風景は一瞬も生まれていないのが面白いなとも思いました。
そうやって出た意見は、メンバー同士で高めあう一方、アイデア倒れとか効果のなさそうなものはちゃんと選別もしているようです。

そんな様子を見ていて、「漢方の煎じ薬の話」を思い出しました。
「漢方」の煎じ薬は、なるべく多くの薬草を入れて作るのだそうです。
多いほど薬草の薬効成分はお互いを支えあい、副作用を的な要素を打ち消しあうのだからと。
それが作れるのが良いお医者さんなのだそうです。
なるほどなあ、すでにいろいろ導かれているのだなあと思った次第です。
チームだけで作ったものを、今度はチーム同士が見合い、影響受けあうことになります。
するとどんな反応をしていくのか。これも見ていきたいところの一つです。

 

現代の子どもたちの身体

いきなりですが、社会の仕組みが進化したり変化したりするに応じて、人間の身体もそれに影響受けて変わっています。
私は50代男子ですが、子ども時にお肉が食べられるは、「お父さんの給料日だ」というレアなことでしたが、現在は日常食になっています。
そのせいなのか、日本人の身体は堅くなってきているとも言われています。
お米よりもパンやパスタを食べる時代ですし、畳の部屋で正座してご飯を食べる習慣も少なくなってきました。
食べ物も変われば、生活習慣も変わってきているので、いつか身体の育ち方もその傾向も変わってきているのです。
ですから、「私たちの時にこうやったら、上手くいった」という体験で、子供たちを教えることが難しい時代だなと思っています。
そうした中、コーチの皆さんは、一人一人の個性を見つめながら、時代がもたらす傾向も見つめています。
そうしたことを踏まえて、導入しているエクササイズもいくつかあります。そんなことも、いずれお伝えしていきます。

【記:井上桂(ACM劇場芸術監督)】

 

高城ヘッドコーチのコメント

暑い毎日ですが、レッスンではみんながんばってました!大人の私の方がボーッとしていたかもしれませんね。

もう直ぐ夏休み!
そしてスクールではレッスンが3日間連続であります。
この3日間の間に、グループ練習の成果発表。そして配役のためのオーディション、配役発表もあります。
盛りだくさんな3日間になりそうです。

発表もオーディションも、先生たちは受講生のみんなの生き生きとした姿がみられるのを楽しみにしています。
緊張するかもしれないけれど、どうぞのびのびと自由にやってくださいね!

高城信江

 

↓↓高城信江ヘッドコーチのブログにもスクールの様子が紹介されています!
https://ameblo.jp/niji-okurimono/entry-12381102324.html

演劇スタッフ水戸芸術館
水戸芸術館 演劇スタッフ
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