水戸子どもミュージカルスクールレポート⑨

演 劇

2018 09 19

水戸子どもミュージカルスクールレポート⑨

短期コースも9月から開校した水戸子どもミュージカルスクール
今回は宮本学芸員のレポートで9月9日と9月16日の子どもミュージカルスクールの様子を合わせてお伝えいたします。
まずは公演コースのレポートです。

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  • 公演コース ●

<9月9日 本格的な歌稽古開始!>

先週の本読みで「とうとう舞台に向かっていく」と心がまえをした受講生の皆さんは、少しキリリとした表情で集合しました。

いつものように高城先生のストレッチからレッスンですが、今日は少しいつもと違う方法で始まりました。
「一本線の上を裸足で線から落ちないようにまっすぐ歩く」
これを前向き、後ろ向きに行いました。
これが、簡単なようで、案外むずかしい。
普段やっていない動きにバランスを崩したり、ぎこちない動きになってしまったりします。
現代の傾向として、子どもたちだけでなく、大人も姿勢やバランスなどは悪くなっている耳にしたことがあります。
基本の身体のバランスを整えていくと、自然と動きだけでなく、発声もよくなっていく効果があるので、現在の状態から、スクールがすべて終わるころに受講生のみなさんにどのような変化があるか楽しみです。

その後、発声練習。高城ヘッドコーチと一緒に鼻やのどを触って、響いている振動を感じながら柔らかく声を出していきます。
その声のイメージはどんどん膨らんでいきます。おなか、太もも、足の先や足の裏、頭のてっぺんまで。
身体全体が大きな口になるイメージで声を出していきます。

「自分の身体を立体だと意識してね。上も下も前も後ろも全部あるんだよ。」と高城ヘッドコーチ。
響く声を聴きながら、声が口だけではなく身体の全体から出ている大きなイメージを、少しずつみんなが実感できてきていることを感じました。

そのままの流れで増山歌唱コーチの歌の発声練習にバトンタッチ。
「高城先生のおっしゃっていたことを意識して、身体は筒だよ」と声をかけながら、音階を付けた発声練習をしました、

そして、本日のメインの歌練習です。
ミュージカル作品にとって歌はとても大切な要素です。歌にもセリフにも物語の中で伝えたい意味があります。
それを伝えるためにも、まずはみんなでしっかり歌えるよう音を確認します。
音が正確に歌えるようになってから、増山先生歌唱コーチから質問が飛びます。

「この言葉はどんな意味?」
「誰に歌っているの?」
「なぜ、この歌の中でこんなことを言っているの?」
「この歌詞のときはどんな気持ち?」

あるナンバーでは、実際に動いて、気持ちの方向を考えながら歌の練習が進みます。
みんな、それぞれの役の気持ちや状況を考えながら、どんどん歌声に感情が込められていくのを感じました。
これから、この歌たちがどのようにより深みを増して、受講生の心に、そして観て頂くお客様の心に届いていくのか、楽しみです。

 

<9月16日 振付のお稽古開始!>

本日から、ダンスの振付のお稽古です。
しかも、初めに登場する振付は今回の作品「ここは命の星」の中でも大きく動くナンバーでもあります。

 

まずは、先週と同様に「一本線の上を歩く」ウォーミングアップからステップの練習、発声と歌の発声をし、振付をするナンバーをみんなで歌って確認して、いよいよ振付のお稽古。

リハーサル室の他のお部屋も利用して、場面ごとに分かれて練習をします。
いちばん大きいリハーサル室では、高城ヘッドコーチが大きく動くナンバーの振付、もうひとつのお部屋では増山コーチが他のシーンの振付、どちらも出演シーンではない役のみんなには、別のお部屋で自分たちのシーンの自主練習。

このように、スクール時間内で子どもたちがひとりも練習できないことがないよう、先生方が事前に綿密な計画を立ててくださってます。
水戸子どもミュージカルスクールでみんながひと時も楽しめないことがないように考えてくださる先生方に見守られ、指導を受けられることがこのスクールの醍醐味にひとつでもあります。

 

さて、振付が始まりました。

初めての受講生たちも見よう見まねで一生懸命ついていっていますが、少々戸惑っています。
そこに、経験者がそっとサポートしている姿が見られます。
経験者の皆も先輩たちから、そうして手を差し伸べてもらった経験が行動で現れます。子どもたちの大きな成長を感じました。
これからの練習では、もっと苦しい場面もあるかもしれませんが、みんなで助け合い、励まし合い、協力し合ってほしい、と心から願います。がんばれ、先輩!

すごいスピードで振付は進みますが、本当にみんなよくがんばって難しい要求にこたえていきます。

「自分の動きはひとりひとり責任をもってやってね」と高城ヘッドコーチ。
そう。ダンスは、ひとりが勝手な動きをしてしまうと大けがにもつながることもあります。
それぞれが自分のポジションや動きを覚えて、しっかり動くことが大切です。

 

本日は、ナンバーの途中まで振付が終わりました。

本当にみんながんばったので、少し放心した顔をしている子もちらほら。
来週までみんな覚えてくれているかな?
忘れないように、お家でもしっかり復習してきてくださいね。
このメンバーでどのような作品ができあがっていくのか、楽しみな練習になりました。

水戸芸術館ACM劇場 学芸員 宮本晶子

 

↓↓高城信江ヘッドコーチのブログにもスクールの様子が紹介されています!
https://ameblo.jp/niji-okurimono/entry-12381102324.html

演劇スタッフ水戸芸術館
水戸芸術館 演劇スタッフ
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